昔から「昆布などの海藻類を食べると髪が生える」とよくいいますが、これは本当なのでしょうか。そして本当ならばどんな成分が作用しているのでしょう。ここでは、食事で摂取できる、髪に良い食物とその栄養素を紹介したいと思います。
ビタミンの中でも、ビタミンEは血行をよくする働きがあります。血行を良くすると、抜け毛が減るなど頭皮を健康な状態にすることが出来ます。これを含む食材は、ナッツ類や玄米、ゴマなどがあり、そのほかにもオリーブオイル、マーガリン、植物性の油に含まれています。
また、肌を健康保つ作用があるビタミンAも頭皮に効果的で、これを含む食べ物で有名なのがうなぎ、緑黄色野菜でいえば、カボチャやにんじん、しそやほうれん草などがあります。他にも髪にはたんぱく質が含まれているので、その働きを助けるビタミンB6を含むもの、例えば、いわしやサバなどの青魚が良いでしょう。
ミネラルを多く含む食品といえば、昔からよく海藻と言われています。また、髪を生やす食べ物ともいわれていますが、これはヨウ素の働きによるものです。
ヨウ素は甲状腺の働きを高め、髪の発育を促す効果があります。摂取方法は、肉、魚などのたんぱく質と一緒に摂ると相乗効果が期待でき、効果的です。また、海藻のほかに、山芋などぬめりのある食べ物は髪にハリと艶を出してくれます。他にも、貝類に含まれている亜鉛は、たんぱく質合成に関わる成分ですので、抜け毛予防に役立つ成分とされています。
一方、たんぱく質は髪の構成物質の大部分を占めるもの。このたんぱく質を含む食材は、肉や卵などの動物性たんぱく質や、大豆などの豆類やナッツ類、穀物などの植物性たんぱく質から摂取できます。そして、ビタミンB6と一緒に摂取することでその効果が発揮されます。
いくら髪に良いものだからといって、そればかりを摂取するのは避けましょう。海藻ばかりですと塩分過多になりますし、肉ばかりだとコレステロールの過剰摂取になってしまいます。栄養素は、単独で摂るよりも他のものとの相性、組み合わせがあって、より効果が上がることが少なくありません。ですから、食事はバランスよく、意識しながら摂取することをオススメします。