ただ漫然と育毛や薄毛対策をおこなっても、それは本当の対策とはいえません。本当の対策とは、髪の事を十分理解した上でおこなわれるものだと思います。ここでは、髪の構造を説明します。
一般的に髪の毛と呼ばれているものは、皮膚の表面に出た部分の髪の毛『毛幹』と皮膚の中にあるもの『毛根』とに区別されます。毛幹は、外側から中心に向かって、『キューティクル(毛表皮)』、『コルテックス(毛皮質)』、『メデュラ(毛髄質)』の3層から構成されており、約18種類のアミノ酸が化学結合をしています。
髪の表面をウロコ状に覆っているもので、ケラチンや水分を保護する役割をしています。この部分の形状によって髪の毛の艶が左右されています。
キューティクルの内側にあり、ほぼ髪の毛の構成を占めています。役割は、髪の水分量を調節し、ユーメラニンとフェオメラニンなどのメラニン色素の含有量で髪の色(人種による違いなど)を決定します。また、タンパク質の一種のケラチンタンパク質の量で、太さや強さなども決定しています。
髪内部の中心にあり、芯の部分です。一般的には毛の太さこの量に左右されます。特徴は気泡が多く、空気を含んだ状態になっており、メラニン色素を含んでいます。これは全ての髪に含まれているわけではなく、その形状も、全くないものから太いもの、細いもの、途中で切れているものなどさまざまな種類があります。
毛根部は毛包が主体で、髪の毛を取り囲む組織です。そして、髪の毛の成長に必要な『毛球』を包んでいます(髪を抜いたときに根っこのほうの玉になっている部分)。この毛球内部は、『毛乳頭』『毛母細胞』『色素形成細胞』から構成されており、その中の毛乳頭には、神経や血管が絡まっていて、髪の成長や栄養補給する役割をしています。
そして、その栄養を基に毛母細胞に細胞分裂を起こさせ、分裂した細胞が角化(硬い髪)していく事で髪の毛になります。